2019.11.20
カテゴリ:明石市
明石市の養育費に関する取り組み①
兵庫県明石市は、全国で最も『ひとり親家庭の充実』に取り組んでいる地方自治体といえます。
契機は2011年に、弁護士の泉房穂氏が市長に就任したことで、以降様々な「ひとり親家庭」の支援に取り組んでいます。
そんな明石市が、養育費の不払いがあった場合にそれを市が立て替える形で監護親に一定額を支払う制度を新たに設ける方針を決めました。
条件は以下のとおりです。
- 養育費に関して債務名義があること
債務名義とは、「公正証書」や「調停調書」などのことです。 - 養育費を受けるべき子どもが明石市内に住んでいること
- 養育費支払義務者が養育費を支払わないこと
養育費を取り巻く環境が決して整っているとは言えないこの国において、明石市のこのような動きは今後他の地方自治体にとってもモデルケースとなり得ます。